ポーカーの必勝法の概念は麻雀に通ずる

麻雀もポーカーも運の要素が大きいながらも、技術の要素も大きいという点ではよく似たゲームだといえます。
初心者と熟練者が勝負をすれば短期的には、初心者が勝つこともありますがトータルではやはり熟練者に分がありますから技術を無視することはできません。
しかし、技術の要素が大きいとは言え必勝法が存在しないというのも、ふたつのゲームの特徴であり平均して勝つことはできても必ず勝てるという方法はありません。

なぜ、必勝法が存在しないのかと言えば麻雀もポーカーも運の要素が大きいことと、相手が存在するという点が大きなものとなっています。
麻雀もポーカーもどちらも手が入らなければ勝負にならず、特に麻雀の場合には和了れる手がこなければそれでおしまいです。
マイナスをできる限り減らすことはできても手が入らなければどうやっても勝つことができませんから、この時点で必勝法が存在しないということがわかります。
ポーカーも同様に相手を降ろすことはできても手が全く入らずにブラフ一辺倒で勝つことは難しいため、ある程度手が入ることが勝利の条件になる以上必ず勝つということはできないのです。

次に勝敗が相手の行動に依存する部分があり、麻雀で言えば他家が他家に振り込みまくって点棒を撒き散らしてしまうと実力と関係のない部分で負けてしまうことになります。
ポーカーも相手が必ずしも合理的な選択をするとは限りませんから、理不尽な負けを喫してしまうことがありどうしても勝敗を他者に左右されてしまうので、必ず勝つということはできません。
長い目で見て最も期待値の高い選択をし続ければ最終的な収支をプラスにすることはできますが、一局面において必勝法と呼べる方法は麻雀にもポーカーにも存在しないのです。